引越しをする際に必ずと言っていいほど、下記のような洗濯機の取り扱いにお困りの方がいらっしゃると思います。
洗濯機は精密機械で、運搬方法を誤れば故障してしまいますので、自身で引越しする際には注意が必要です。
また業者に頼む場合でも、法外な費用をとる悪徳業者も存在しているのも実状です。
こちらの記事では引越し時の洗濯機で後悔しないよう、下記の情報をお伝えしますので是非参考にしてください。
1.自分で洗濯機を引越しする際の注意点
引越業者に頼んで引越しをする際は、スタッフの人が作業を全て行ってくれるので注意する必要はございません。
ただ自分で洗濯機を引越しするときは、以下の4つの点に注意が必要です。
4つの注意点
- 水抜き
- 配置スペースの確認
- 給水栓の形状
- 搬入経路
ではそれぞれの注意点をみていきましょう。
注意点1:水抜き
排水をしても洗濯機の内部などには水が残っています。
この水を取り出す作業が水抜きであり、引越し前に水抜きが必要な理由は以下の2点です。
水抜きが必要な理由
- 安全に作業できる環境を確保する
- 水濡れによる荷物の破損や家電の故障を防ぐ
ではどのように進めて行けばよいのかの手順を簡単に説明いたします。
水抜きの手順
- 洗濯槽を空にして、洗濯ネットなどの付属品を取り外す。
- 1で取り外した付属品をビニール袋などにまとめて保管する。
- 水道栓を閉め、電源を入れてスタートボタンを押す。
- 30秒ほど経ってから電源を切る。※ここまでの手順で給水ホース内の水を抜けます。続いて、排水ホースと洗濯機内部の水を抜きます。
- (縦型洗濯機の場合)洗濯機の電源を入れて、脱水ボタンを押します(設定は一番短いコース)。脱水が終わったら内部をタオルで拭きます。
- (ドラム型洗濯機の場合)洗濯機の下部などに設置されているツマミを緩めます。水が出てくるので洗面器などで受け止めてください。ここから、ホース類などを取り外します。
- 洗濯機の電源とアース線を抜きます。
- 給水ホースを取り外します。
- (縦型洗濯機の場合)本体を傾けて、残っている水を排水ホースへ流します。ドラム式は傾きに弱いので行いません。
- 排水ホースを取り外します。
- 給水ホースと排水ホースをタオルで拭きます。
- 電源・アース線・給水ホース・排水ホースなどをまとめて保管します。
以上で、洗濯機の水抜きは完了です。
水抜きは、引越しの前日までに行うようにしましょう。
注意点2:配置スペースの確認
洗濯機を運ぶ前に、新居の配置スペースを確認します。建物に設置されている洗濯機用のスペースに、使用する洗濯機が収まらないことがあるからです。
古い建物に引っ越す方や大型洗濯機を使用している方は、注意が必要です。引越し前に次の点などをチェックするようにしましょう。
チェックポイント
- 洗濯機のサイズ
- 新居の洗濯機用スペース
- 給水栓の位置
- 排水口の位置
仮に洗濯機を配置できない場合、買い替えが必要です。
注意点3:給水栓の形状
給水栓にはいくつかの種類があるため、引越し前に給水栓の形状も確認します。
旧居と新居の給水栓が異なる場合、使用していたアタッチメントを使えないことがあります。
このようなケースでは、新居に合わせたアタッチメントをホームセンターなどで購入します。
注意点4:搬入経路
以上に加え、確認したいのが洗濯機の搬入経路です。
ドアの幅や通路の幅、階段の形状などによっては洗濯機を搬入できないことがあるからです。
洗濯機のサイズと通路の幅などを測ることで行います。
搬入できない場合は、引越し業者に相談するのも一つの手です。
吊り作業など特殊な作業で搬入できることがあるからです。
以上、自分で洗濯機を引越す際の4つの注意点を解説しました。
続いて、業者に頼んで洗濯機のみ引越しする方法を解説します。
2.業者で洗濯機のみ引越しする方法
洗濯機の引越しのみ業者に依頼することもできます。以下の3つの選択肢が候補です。
3つの選択肢
- 引越業者
- 赤帽
- 家電量販店
ではそれぞれをみていきましょう。
選択肢1:引越し業者
引越し業者の中には、家電のみの引越しを請け負っているところがあります。
具体的な例としては下記が挙げられます。
引越業者 | プラン名 |
---|---|
ヤマトホームコンビニエンス | らくらく家財宅急便 |
SGムービング | 単品プラン |
アーク引越センター | 大物限定プラン |
サカイ引越センター | 小口便引越便サービス |
引越し料金は荷物の大きさと移動距離などで決まり、見積もりをしないとわかりません。
1社1社見積もりが面倒な場合は、下記の一括見積もりサービスを利用しましょう。
引越し侍公式ページ
1分で申請が完了し、全国の引越し業者に一度に見積もりができ、費用も安くなる使うべきサービスです。
詳細をより知りたい方は下記記事も参考にしてみてください。
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選択肢2:赤帽
赤帽とは基本的に、軽トラック1台を貸し切るサービスで、洗濯機のみの引越しに対応しています。
運転手1人で搬出・搬入作業を行うので、手伝いを求められることがあります。
料金は、荷物の量と作業内容、移動距離などで決まります。(※サービス内容は依頼する赤帽により異なります。)
赤帽の詳細を確認されたい方は下記の記事も参考にしてみてください。
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選択肢3:家電量販店
新しく洗濯機を購入する場合、家電量販店に配送を依頼できます。
条件によっては、無料で配送してもらえますので、古い洗濯機を利用している方などにオススメの選択肢です。
こちらでは洗濯機のみの引越しを業社に頼む3つの方法をお伝えしました。
以上の選択肢から自分に合っている方法を選ぶと良いでしょう。
最後に、洗濯機の引越し料金相場を紹介します。
3.洗濯機の引越し料金相場
距離や地域、時期によって費用は大きく変わるため、あくまでも参考程度にしていただければと思います。
引越し業者に洗濯機のみの引越しを依頼した場合、東京・神奈川間で6,000円~8,000円程度かかります。
取外しと設置まで依頼すると、4,500円~10,000円程度の追加料金がかかります。
よってどんなに高くとも2万円弱という認識でいれば間違いございません。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
こちらの記事を通じて、あなたが引越しを行う際の洗濯機の運搬方法、業者の選定の仕方に詳しくなって頂けましたら幸いです。